やなせたかしの両親の年齢差は?
さて、NHK連続テレビ小説『あんぱん』
の中で、二宮和也さん演じる清さんと
松嶋菜々子さん演じる登喜子さんは、
歳の離れた夫婦(年上女房)という設定
ではないかと思われます。
というのも、
実際の二宮さんの年齢は41歳、
そして松嶋菜々子さんの年齢は50歳です。
ドラマの中での詳しい年齢設定はまだ
分かりませんが、少なくとも5歳以上は
年が離れた設定になることは間違いない
のではと思います。
そうでなければこのキャストが選ばれた
意味が分からないですよね。
やなせたかしさんのご両親については、
それぞれ何歳の時に亡くなったのか、
という事はわかっていますが、
やなせさんのご両親の生年月日は
どこにも公表されていませんでした。
やなせたかしの母親は再婚していた?
実は、やなせたかしさんのお母さん
である登喜子さんは、夫である清さんが
亡くなってからしばらくして再婚して
いたのだそうです。
そして、やなせたかしさんはお母さんの
再婚を機に、開業医を営む伯父(父親の兄)
に引き取られて育てられることになった
のです。
やなせは三歳まで東京で過ごすが、一九二三(大正十二)年六月、父の上海赴任に伴い、父母の故郷、在所村へ引っ越す。
ここで二歳年下の弟・千尋(ちひろ)と野山を駆け回り楽しく遊んだが、その生活は父の死によって一変する。弟は南国市後免で開業医をしていた伯父・寛(ひろし)に養子として引き取られ、やなせは母と母方の祖母・鐵(てつ)と、高知市追手筋の岸野という医者の家の離れで暮らし始める。市立第三小学校(旧・追手前小学校)に入学するが、小学二年生の時に母の再婚によって弟のいる柳瀬医院に預けられ、後免野田組合尋常小学校(現・後免野田小学校)に編入した。
引用元:https://www.city.kochi.kochi.jp/
出典:https://www.kochinews.co.jp/
小学二年の時、母と離れて開業医をしている伯父の家に住むことになりました。水虫を治すためにって言われて、本当にそうだと思ってね。母が再婚するとは全然知らなかった。
弟は前からの約束で、伯父の養子になっていました。だから奥の部屋で寝ているんだけど、僕はまだ中学生だった叔父と書生部屋に寝ていた。周りから「かわいそう」なんて言われたけど、気にしていなかった。いくらか遠慮はしましたよ。無駄な金を使わせちゃ悪いと思って、「修学旅行は行きたくありません」って断ったりした。
伯父の家には雑誌や本がたくさんあって、何でもかんでも読んでいました。僕らはみんな、「幼年倶楽部」「少年倶楽部」という講談社文化で育ったんだ。
引用元:https://www.yomiuri.co.jp/
やなせさんは、お母さんが再婚することになり
「子どもは連れて行けない」ということで、
弟が養子になっている伯父さんの家に引き取ら
れたということです。
やなせさんは生前
と語っていました。
育てられない事情があったのでしょうか、小学2年生の時、私は叔父の家に預けられました。
叔父は父の兄であり、柳瀬家の長兄として一族すべての面倒を見てくれました。叔父の家は高知県の田舎にあり、日本の象徴的な農村風景がひろがっていました。子どもが駆け回って遊ぶには最適な場所でしたね。この頃の環境が私の基礎体力をつくってくれたのだと思われ、感謝しています。
絵が好きだった私は、叔父叔母の願いに反し、とにかく絵に関係した学校へ行きたいと思っていました。叔父は私のわがままな進学を許してくれ、十分な仕送りを絶やさず送ってくれました。第二の父として育ててくれた叔父にも、感謝してもし尽くせません。
引用元:https://school.js88.com/
やなせたかしさんは、周りの人たちの
温かさに支えられ、両親のいない
辛い日々でも生きてこられたのだそう。
しかしそれでも小学生のときに自殺
したくなって、線路をさまよったことも
あるそうです。
やなせさんは生前
「ふとした瞬間にさびしさがこみ上げる」
とも言っています。
登喜子さんは当時、どのような気持ちで
やなせさんと離れることを決めたので
しょうか。
自分の可愛い子供に嘘を付いてまで、
離れなければならない理由があった
のでしょうか。
お母さんに言われたことが嘘だったのだ
と理解した時のやなせさんの気持ちは
計り知れませんが、とても悲しい気持ちに
なったことは間違いないことでしょう。
幼くして母親と離れ離れになった
やなせたかしさんの寂しさは一体どれほど
のものだったのでしょう?
大人になってもその時の寂しさは
心の中から消えることはないのだと
思います。
のちに、やなせさんは
『さびしいカシの木』という曲を
書いています。
今となっては叶わないけれど、遠い国で亡くなってしまったお父さん、僕も一緒に行きたかったよ。
優しいお母さん、僕と一緒に暮らしてほしかったのに、いったいどこに行ってしまったの?
とても切ない歌詞で、
涙が出てきてしまいます…
やなせさんの心の傷は癒えることのない
ままだったということが良く分かりますね。
幼いころに父親を亡くしただけでも辛い
のに、母親とも離れ離れになってしまう
なんて、考えただけでも胸が苦しくなります。
その悲しみは、やなせさんが亡くなる
最後の瞬間まで完全に消えはしなかった
のでしょう。
そんな寂しさを抱えながらも
強く生きたやなせたかしさんの生涯を
描いたドラマ『あんぱん』。
気になる方は是非見てみてくださいね!
まとめ
今回は、2025年度前期の
NHK連続テレビ小説「あんぱん」のモデル
になっている『やなせたかし』さんの父親
である『清』さんと母親の『登喜子』さん
について調べてみました!!
やなせさんがこんなに波乱万丈な人生を
送っていたことに本当に驚きました。
お父さんの清さんの影響で絵を描くこと
が好きになったやなせさんが、
アンパンマンというキャラクターを創造し、
アンパンマンを通して子供たちに
伝えたかったことは何だったのでしょうか?
その答えはきっと、朝ドラ『あんぱん』
の中にあると思います。
管理人も是非見てみたいドラマです。
皆さんもチェックしてみてくださいね(*^^*)
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