2024年の七夕はいつ?七夕の由来や食べ物を紹介!

季節

こんにちは、管理人のEllieです。
今回の記事では、もうすぐ七夕の季節ということで、2024年の七夕はいつなのか」や「七夕に食べる食べ物やその由来について」気になったので調べてみました!

この記事を読んでいただければ、今まで何気なく過ごしていた七夕がより身近に感じられるようになると思います!どうぞ最後までご覧になっていって下さいね!(^^)!

七夕の由来

そもそも七夕という行事は、どのような由来があって誕生したのでしょうか?

実は、中国伝来の織姫星(こと座のベガ)と牽牛星(わし座のアルタイル)の「七夕伝説」と「乞巧奠(きっこうでん」に、日本古来の「棚機女(たなばたつめ)」の伝説や、「お盆前の清めの風習」などが結びついたことが七夕の由来と言われています!

少し難しいですが、要は中国伝来の伝説や儀式からの由来と、日本古来の伝説や風習からの由来が合わさって今の七夕の形が作られた、ということですね!(^^)!

「織姫と彦星」

天の神様には「織姫(おりひめ)」という娘がいました。織姫は、毎日毎日機織り機の前に座って美しい布を織っていました。

神様は毎日熱心に仕事をする娘が自慢でしたが、着飾ったりしない娘のことが少し心配になり、ピッタリの結婚相手を探すことにしました。

神様が地上の若者を探していると、一生懸命、牛の世話をする一人の若者がいました。「彦星」です。二人は結婚し、とても仲良く暮らしました。

ところが、しばらくすると二人は仕事をしないで遊んで暮らすようになってしまいました。
織姫が機織りをしないため天の服は足りなくなり、彦星が牛の世話をしないため牛たちはやせてしまいました。

神様が注意しても二人は言うことを聞きません。怒った神様は、織姫を天の川の西側に、彦星を東側に引き離してしまいました。

離れ離れになった二人は悲しむばかり。これには神様も困ってしまい、「毎日一生懸命仕事をするなら、年に一度、7月7日だけ会わせてあげよう」と約束しました。

こうして二人はまた一生懸命仕事をするようになり、毎年7月7日の夜だけ会うことができるようになりました。

日本の神事「棚機(たなばた)」

中国から七夕が伝わる前、日本ではすでに7月7日は別の行事が行われていました。
それが「棚機(たなばた)」「棚機津女(たなばたつめ)」と呼ばれる行事です。

秋の豊作を神様に祈るために若い女性が選ばれ、水辺の小屋にこもって神様に備える布を織ったそうです。

このときに使ったのが「棚機」と呼ばれる織り機で、いつしかこの棚機の行事が、中国から伝わった「乞巧奠(きこうでん)」や織姫の話と融合していったようです。

 

中国の宮中行事「乞巧奠(きこうでん)」

中国では、古くからベガ(織姫星)は針仕事を司る星とされており、アルタイル(彦星)は農業を司る星とされてきました。

乞巧奠(きこうでん/きっこうでん)は、中国で7月7日の夜に行われた宮中行事で、女性たちは織姫星に手芸や裁縫、機織りの上達を願ったそうです。そしてこの儀式が日本に伝わり、平安時代には宮中や貴族の間に広がりました。

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短冊・七夕飾りの意味

昔の人々は、天に向かってまっすぐ伸びる笹を神様が寄ってきてくれるものとして崇めており笹の葉はその優れた殺菌効果から魔除けの効果があるといわれていました。
そのようなことから、笹を神聖なものとして扱い、願い事を込めた短冊や七夕飾りをその笹に飾ることで天界の神様やご先祖様に届くと信じられていました。

笹の葉に飾る短冊や七夕飾りにも、もちろん意味があります。
どんな意味があるのか見てみましょう!

五色の短冊

七夕の行事が庶民に広まった江戸時代から五色の短冊が使われるようになりました。

短冊の色は古代中国の陰陽五行説を起源としています。
陰陽五行説とは色を自然界すべてのものに当てはめる考え方で、「青(木)・赤(火)黄(土)・白(金)・黒(水)」の五色を定めています。
短冊の色はこの五色を基としており、昔の日本では緑をあおと読んでいたことから青を緑に、縁起が悪いとされる黒を高貴な紫に変えて『緑・赤・黄・赤・紫』の五色が用いられました。

陰陽五行説には人が生きる意味で大切な五徳(仁・礼・信・義・智)にも通じるとして、願いごとごとに短冊の色を変えたともいわれています。

緑:「仁」人間力を高める
赤:「礼」先祖や親への感謝
黄:「信」誠実であること
白:「義」義務・決まりを守る
紫:「智」学業の向上

吹流し

吹流しは、5色の糸を針に通したものを飾ったものが起源とされており、織姫の織り糸を表しています。織物(裁縫)の上達という願いが込められた飾りです。また、五色の吹流しを飾ると魔除けになるとも言われています。

千羽鶴

家内安全や長寿を願う飾りです。鶴は長寿の象徴として縁起の良い鳥とされており、昔は最も年齢が高い家族の年齢の数だけ鶴を折っていたそうです。また、折り鶴の作り方を子供に教えることで教わる心を育てていたとも言われています。

紙衣(かみこ・かみごろも)

折り紙や和紙で作った着物や人形の飾り物で、作った人の身代わりに病気や災難などの災いを受けてもらう厄除けの意味と、着物を着ている形から織物(裁縫)が上達して着物に困らないようにという願いごと、最近では人形の形から、子供の健康の願いを込めることもあります。

巾着

昔は財布として使われていた巾着の飾り物は、金運上昇や商売繁盛の願いが込められているといいます。折り紙で作るのが一般的で、黄色や白の紙を使うとより金運が高まると言われています。

 

2024年の七夕はいつ?

え?七夕って7月7日でしょ??と思っておられる皆さん、はい。もちろんそれも正解です!

七夕は「星祭り」とも呼ばれ、旧暦の7月7日に行われてきました。
しかしながら、現在使っている新暦にすると、2024年の七夕は8月10日です。

国立天文台では2001年から旧暦の七夕を「伝統的七夕」として報じています。
伝統的七夕の日あたりは、一般的に梅雨が開けた後で晴れになる確率が高く、月は夜10時過ぎには沈むので天の川がよく観察できる条件が整うのだそうです。

つまり、新暦の七夕よりも旧暦の七夕の方が、天の川がきれいに見えるということですね!今年の七夕は是非旧暦の七夕にも空を見上げてみましょう!(^^)!

七夕に食べるものとその由来

さて、七夕は季節の節目に当たる五節句のひとつです。
五節句にはそれぞれ「行事食」があり、ひな祭りにはあられ、こどもの日には柏餅やちまきなどが食べられています。

それでは七夕の行事食とはどのようなものなのでしょうか。
地方によって多少の違いはあるものの、有名なものはこちらです。

  • 索餅(さくべい)
  • オクラ
  • そうめん
  • ちらし寿司
  • ほうとう

初めて聞く名前もあるかもしれません。
どんな食べ物なのか紹介していきます!

索餅(さくべい)

小麦粉と米の粉を練ったものを縄のように細長くねじって作ったお菓子で、昔から七夕に食べられていた食べ物です。
古代中国では、7月7日に亡くなった帝の子が悪霊となり、熱病を流行らせました。
それを鎮めるために好物だった索餅を供えて食べるようになったそうです。
それが日本に伝わって、7月7日に索餅を食べて無病息災を願うようになったと言われています。

オクラ

七夕の日に神様に備えるという風習から、夏野菜も七夕に良く食べられる食べ物です。
特にオクラを七夕に食べると縁起が良いとされています。
その理由は、オクラの切り口が星型で、それを食べることで願いを天に届けるという言い伝えからだそうです。
また、オクラは夏バテ防止の食材としても知られており、夏を乗り切るという願いも込められています。

そうめん

所説ありますが、索餅は別名として「索麺(さくめん)」とも呼ばれていたため、その「さくめん」が時代の流れとともに同じく小麦粉で作られた「そうめん」となり、そうめんが行事食となったそうです。
日本古来より伝わる七夕行事と行事食「そうめん」にちなんで、7月7日は「そうめんの日」と定められているそうです。
七夕の日には、五色の短冊にちなんで「五色そうめん」にすると、七夕の雰囲気がますし、見た目も華やかになって良いですね。

ちらし寿司

実は、七夕にちらし寿司を食べるという事に関しては、由来や理由が存在しません。
日本では昔からお祝い事がある時にお寿司を食べるという習慣がありました。
このような習慣から、七夕でもお祝いとしてちらし寿司が食べられるようになったと考えられています。

ほうとう

信州では、七夕を月遅れ(8月7日)や旧暦(8月16日)にお祝いする地域があり、長野県内の松本市では、月遅れの七夕である8月7日に「七夕ほうとう」を供える風習があるそうです。七夕ほうとうとは、幅広の麺で作られており、小麦が収穫されたことに感謝を込めて、甘いものや特別なものを、という意味合いからあんこやきなこをまぶしして食べるほうとうだそうです。

まとめ

今まで何気なく飾っていた短冊や、行事食として食べていた食べ物には、きちんと由来や意味があったのですね!
管理人は、新暦の七夕では毎年といっていいほど織姫と彦星に会えたことがないので、2024年の七夕は、旧暦の七夕にも注目してみたいと思います!

この記事を読んだ皆さんも、昨年までとは少し違った気持ちで今年の七夕をお祝いしてみてはいかがでしょうか?どうぞ素敵な七夕をお過ごしください!(*^^*)

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